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善導寺こどもクリニック

WHOガイドライン(運動・スクリーンタイム・睡眠)

更新日:5月22日

Healthy Habits 1_総論1


今回は、Guidelines on physical activity, sedentary behaviour and sleep for children under 5 years of age というWHOのガイドラインを参考にしました(※1)。

子どもは1日の中でどれだけ体を動かせばいいのか、どれくらい眠ればいいのか、など日常生活に役立つ指針が書かれています。

 

5歳未満の身体活動、座りがちな行動(スクリーンタイム)、睡眠時間の推奨時間が示されているので表にまとめました。表には5-17歳の推奨も組み込んでいます(※2)。


身体活動は様々な種類のものと考えてよく、必ずしも運動というわけではありません。

スクリーンタイムは、「less is better」ということで少ない程良いです。睡眠時間にはお昼寝時間も含まれます。就寝と起床時刻を規則的にすることが重要です。


身体活動は、肥満・運動や認知の発達・心代謝の健康・骨や骨格の健康と、

睡眠時間は肥満・メンタルヘルス・心理社会的(感情調整)・認知・身体の発達・怪我のリスクと関連していることがわかっています。


また、5-17歳では少なくとも1日平均60分の中等度から活発な強度の運動、強度の高い有酸素運動や筋肉や骨を強化する運動を週3日以上取り入れる、座りっぱなしで過ごす時間を制限する必要があり、特にスクリーンタイムを制限することが推奨されています。

 

これらの推奨に毎日縛られる必要はありませんが、目安として持っておくと、子どもたちはメリハリのある規則正しい生活を送れるはずです。

今回は、生活の中で大きな枠となるガイドラインを紹介しました。

(2023/11/16作成)


(※1) Guidelines on Physical Activity, Sedentary Behaviour and Sleep for Children under 5 Years of Age. Geneva: World Health Organization; 2019.


(※2) WHO Guidelines on Physical Activity and Sedentary Behaviour. Geneva: World Health Organization; 2020.

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