こどもの事故防止週間_子どもの転落事故
- 善導寺こどもクリニック
- 7月7日
- 読了時間: 3分
Healthy Habits 97_事故予防11
今回は「こどもの事故防止週間」を取り上げます。
7月13日から19日は、令和8年度の「こどもの事故防止週間」です。今年のテーマは、子どもの転落事故です。
転落事故というと、「目を離さないように」と考えがちです。もちろん見守りは大切です。しかし、子どもの転落事故は一瞬で起こります。
そして子どもは、今までできなかったことを突然できるようになり、登れなかったソファに登ったり、届かなかった窓の鍵に手が届いたり。だからこそ大切なのは、事故を起こしにくい環境を作っておくことです。
まず確認してほしいのは「窓」と「ベランダ」です
子どもの転落事故の中でも、窓やベランダからの転落は、重大な事故につながる可能性があります。特に注意したいのは、「足場になるもの」です。
窓の近くに、ソファ、ベッド、椅子、棚などがありませんか。
子どもは、それらを使って窓に近づくことがあります。
窓の鍵に、子どもの手が届きませんか。
届く場所にある場合は、子どもの手が届きにくい位置に補助錠やストッパーをつけることも大切です。
ベランダに、椅子、プランター、箱、おもちゃなどを置いていませんか。
大人にとっては何気ない物でも、子どもにとっては手すりを乗り越えるための足場になることがあります。
室外機がベランダの手すりの近くにある場合も注意が必要です。
室外機に登ることで、手すりを越えてしまう危険があります。可能であれば手すりから離して設置し、難しい場合は登れないように囲うなどの対策を考えましょう。
家の中の低い場所も油断できません
ベッド、ソファ、椅子、ハイチェア、おむつ交換台などからの転落もよく起こります。
「低いから大丈夫」と思っていても、子どもは頭が重く、頭から落ちることがあります。
ハイチェアのベルトは必ず使う。
おむつ交換台では、必要なものを先に準備して、子どもから手を離さない。
ベッドやソファの上に、子どもを一人で置かない。
こうした小さな対策が、けがの予防につながります。
階段と抱っこひもも確認しましょう
子どもが動き始める前から、階段にはベビーゲートを設置しておくことが大切です。
「まだ登れない」と思っていても、ある日突然、階段に向かうことがあります。
また、抱っこひもやおんぶからの転落にも注意が必要です。
バックルやベルトが確実に留まっているかを確認し、前かがみになるときは、必ず片手で子どもの体を支えましょう。子どもが急にのけぞることもあります。
今日、5分だけ確認してみてください
□窓の近くに家具が置かれていないか。
□窓の鍵に手が届かないか。
□ベランダに登れる物が置かれていないか。
□室外機がベランダの手すり壁の近くにないか。
□階段や椅子、ベッドまわりに危ない場所がないか。
子どもの転落事故は、「注意」だけで防ぎきることは難しい事故です。だからこそ、見守りに頼りすぎず、環境を変えることが大切です。環境づくりが、子どもの安全を守ることにつながります。

(参考にした資料)
1. こども家庭庁. 令和8年度 こどもの事故防止週間.
閲覧日:2026年7月5日.
2. こども家庭庁. 身の回りに潜む転落事故の危機.
閲覧日:2026年7月5日.
3. 政府広報オンライン. 守ろう命!こどもの転落事故を防ぐ3つのポイント.
閲覧日:2026年7月5日.
4. 消費者庁. 「子どもの転落事故」防止のためのチェックリスト.
閲覧日:2026年7月5日.
5. 消費者庁. 住宅の窓及びベランダからの子どもの転落事故.
閲覧日:2026年7月5日.
【Healthy Habits 全記事まとめ】→ こちら




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