Healthy Habits 10_身体活動 1
今回は10年以上も前に文部科学省から出されている、「幼児期運動指針」を取り上げます(※)。
日本にも子どもの身体活動に関する指針が存在しています。
指針の要点は、「幼児は様々な遊びを中心に、毎日合計60分以上楽しく体を動かすことが大切」です。
この指針の対象は3~6歳の就学前の子どもです。
幼児期における運動の意義
① 体力・運動能力の向上
② 健康的な体の育成
③ 意欲的な心の育成
④ 社会適応力の発達
⑤ 認知的能力の発達
体を動かすことが保育所や幼稚園などでの一過性のものとならないように、家庭や地域での活動も含める必要がある
幼児期において獲得しておきたい基本的な動き
「体のバランスをとる動き」
立つ、座る、寝ころぶ、起きる、回る、転がる、渡る、ぶら下がるなど
「体を移動する動き」
歩く、走る、はねる、跳ぶ、登る、下りる、這う、よける、すべるなど
「用具などを操作する動き」
持つ、運ぶ、投げる、捕る、転がす、蹴る、積む、こぐ、掘る、押す、引くなど
文字で見てもなかなか日常生活でのイメージがしづらいですが、絵で見ると簡単に生活の中に取り入れられそうな動作が多いです。お子さんと遊ぶときの参考にされて下さい。
(※) 文部科学省. 幼児期運動指針. 2012
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