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暖房器具での事故

善導寺こどもクリニック

Healthy Habits 57_事故予防6


今回は、冬の事故に関する情報です。(※1)(※2)を参考に短くまとめました。

暖房器具による子どもの事故は11月から増え始め、1月がピークとなります。

暖房器具による事故の約7割がやけどの事故です。

暖房器具による事故の原因

ストーブやヒーターによる事故が約6割を占めています。

その次が、こたつ、加湿器の順です。


<具体的な事例>

・石油ストーブにつかまり立ちをした0歳→入院、植皮術

・ストーブにおいていたやかんをひっくり返した3歳→入院

・ヒーターに手を突っ込んだ1歳→通院

・こたつからの転落した1歳→骨折

・こたつの縁に顔をぶつけてしまった1歳→縫合

・加湿器の蒸気吹き出し口に手を置いた1歳→入院

・コードを引っ張り加湿器が落下 0歳→通院

子供のやけどと応急処置

子どもは大人より皮膚が薄いため、短時間で深いやけどになりやすく、注意が必要。

全身の10%以上のやけどは緊急度が高い。


万が一やけどをした場合は、

●水道水やシャワーなどの冷水で15-20分間冷やす

●服を着たままやけどした場合は、服を着たまま冷やす

●全身の広い範囲・顔面のやけどの場合は救急車を呼ぶ

 

年末年始の帰省先では、普段自宅にはない暖房器具が置いてあることも多いと思います。

子どもは好奇心が旺盛ですので、手が届かないような設定にする工夫が大切だと思います。

(※1) 消費者庁「暖房器具等での子供のやけど及びけがに気を付けましょう」https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/161122kouhyou_2.pdf

(※2)独立行政法人 国民生活センター 子どもの事故 国民生活センターの記事


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