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  • 善導寺こどもクリニック
  • 3 日前
  • 読了時間: 3分

Healthy Habits 89_総論13


今回は、小児の「かかりつけ医」について、日々の診療の中で感じていることを書いてみました。


小児科のプライマリ診療では、検査データよりも「いつもとの違い」が重要な情報になります。

予防接種や健診、元気なときの診察で見ていた 表情・顔色・泣き方・反応の仕方は、その子にとっての「基準」となります。

子どもは「普段と違う環境」だけで泣きます

初めての場所、初めて会う医師――それだけでも子どもは不安になり、たくさん泣いてしまいます。

もちろん、かかりつけの小児科であっても、体調が悪い日には泣くことはよくあります。

しかし、「いつもの人見知りの泣き方」か「具合が悪くて不機嫌になっている泣き方」かは、普段の様子を知っているかどうかで判断が大きく変わります。「不機嫌」というのは小児においては大事な症状と考えられています。

泣き方ひとつでバイタルサイン(心拍数や呼吸数)の解釈が難しくなる

強い泣きは 心拍数や呼吸数を上げてしまいます。そのため、本来チェックしたい「熱のわりにバイタルが高い=体が異常を訴えている」というサインが隠れてしまうことがあります。

また、大きく泣くことで 胸の音が十分に聴けない、場合によっては喉が見られないなど、診察が満足にできないこともあります。

かかりつけがない場合に起こりやすいこと

かかりつけの小児科がなく、毎回違う医療機関を受診する場合、診察の最初から最後まで大泣きすることが少なくありません。

その結果 「これはいつもの反応なのか、それとも本当に異常があるのか」 の判断が難しくなります。

状況がつかみにくい場合、安全を優先して採血などの検査を選択することがあります。

検査は診断や経過の予測に役立ちますが、子どもにとっては 痛みや恐怖の体験になります。それが「病院=嫌な場所」という記憶につながり、次の受診がさらに大変になるという悪循環が生まれます。

コミュニケーションの面でも差が出ます

初診では医師と保護者の間に 「共通の前提(普段の様子や価値観)」がありません。

そのため、保護者の「心配している点」と、医療者側が「医学的に伝えるべき点」がすれ違うことがあり、双方にとって満足度が下がることがあります。

小児医療における継続的なかかりつけ関係(continuity of care)は、満足度やケアの調整の向上、救急受診の減少などと関連することが、複数研究をまとめたレビューで示されています。(※)

継続して同じ医師が診ることで、子どもの背景や経過を踏まえた説明や判断がしやすくなると考えられています。

以上の点から、子どもの「普段を知っている」医師がいることが、子どもの診療の質と、不必要な検査を減らすことの両方につながると考えます。

小児医療では、継続的に同じ医師が関わることが満足度や医療利用の面で利益をもたらすことも報告されています。(※)

(※)O'Malley AS. Current evidence on the impact of continuity of care. Curr Opin Pediatr. 2004;16(6):693-699.


【Healthy Habits 全記事まとめ】こちら

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