Healthy Habits 19_事故予防2
今回は、子どもの不慮の事故について取り上げます。
【⼦どもの不慮の事故の発⽣傾向 〜厚⽣労働省「⼈⼝動態調査」より〜】(※1)に、子どもの事故に関する情報がわかりやすくまとめられています。
これは子どもの死因順位の表です。色々な病名が並んでいますが、「不慮の事故」はどの年齢層でも子どもの死因の上位になっています。
子どもを守るために、事故の予防がどれ程大切かがわかります。
この「不慮の事故」の原因は、①窒息 ②交通事故 ③溺水 ④転落となっています。
そしてこの「不慮の事故」は、0歳台が最も多く、0-4歳が55%を占めており、なんとそのほとんどが家庭内で発生しています。
それぞれの年齢での具体的な事故内容が以下の表です。
11回目で取り上げたように、乳幼児の窒息予防が課題です。
「病気」はいつ誰が直面してしまうかは全くわからないもので、どんなに頑張っても防ぐことはできませんが、「不慮の事故」は防ぐことができる可能性があります。少なくとも重大な事故に繋がらないようにしたいものです。
クリニックには時々、予期せぬ事故(熱傷、誤飲、転落、交通事故など)で受診される方がおられます。
幸い、急ぎの処置や詳しい検査が必要とならずに安堵することが多いのですが、毎回ヒヤッとします。
乳幼児健診では、お子さんの年齢に応じた事故予防のお話を少しだけさせて頂いていますが、予期せぬ事故で受診された方にも、今回の内容も踏まえた丁寧な説明を行っていきたいと思います。
事故防止のことをもう少し詳しく確認されたいときは、(※2)がおすすめです。
(※2)をPDFで添付していますのでご活用下さい。
(2024年3月20日アクセス)
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